2018/04

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「カラーで人間を撮影すると、着ている服装が写る。しかし、モノクロで人間を撮影すると、心の内面が写る」(モノクロ写真の魅力とは

 

 


モノクロームには集中させる力がある。白黒のコントラストはカラーと違って過度な彩度にならず嫌味がない。階調も色を気にする必要がないのでコントロールしやすい。ボケや収差と同じように、これらを利用して、撮影者の意図をダイレクトに、見るものへ伝えることができる。実際にやるとなると難しいが。


モノクロ写真の被写体としてとくに人物が選ばれるのは、作図として意図が明確になりやすいことと、それに伴うノイズがあまりに多すぎるためだろう。人は無意識に自己の内面をノイズで隠そうとする。服、表情、ポーズ…カラー。モノクロームはそのときノイズリダクションの役割を果たす。


いまだに多くの漫画がモノトーンで描かれるのも、作業コストの削減や印刷費の問題とは別に、白黒のコントラストで意図を明確にすること、それに伴って読者に感情移入を促すという効果を期待しているのではないか。


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