2018/06

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α7R+OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 200mm F5/F8

 

広角+標準+望遠のカメラ・システムを考えるとき、自分がカメラを使うシチュエーションをまず想像する。自分の場合は神社探索が主なので、獣道や林道を行き来することが多く、そのとき小さくてかさばらない、軽いものを目指す、という大前提を立てた。で、超広角と標準レンズはすんなり決まったが、望遠はなかなか見つからない。望遠ズームはどれも重く、巨大で、とてもぶら下げたまま動くのには適さない。なかなか許容範囲の重量内に入らない。

 

しかたなくオールドレンズにまで手を広げ、MINOLTAの135mm、300mmも試した。シャープで現代でも充分使えるよ、とのOMファンの口車に乗って、小型軽量で有名なOM-SYSTEM ZUIKOの135mmF2.8、F3.5、それぞれマルチコートを(わざわざebayでアメリカから取り寄せて!)購入して試した。しかし設計が古いため、フリンジがキツく、ユルい画作りで、α7R2の4200万画素センサーには到底対抗できない。ポートレートには良いのだろうが、風景用としては実用に耐えない。

 

それらを処分して、最後に唯一残ったのが、冒頭の1枚を撮ったOM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 200mm F5。単焦点なのにF5。暗い。暗黒ズームならぬ暗黒単焦点。いまだったらこんな暗い単焦点レンズは作られないであろう。スペックが低すぎて売れないし、焦点域は普通の望遠ズームレンズに含まれているから、メーカーが作る必要性を感じないだろう。

 

だが、自分にはこれがベストのレンズだった。暗いし、200mmは中途半端だが、描写は素晴らしい。1段絞ればフリンジは消えるし、それなりにシャープ。そして、何より軽いのだ。マウントアダプターつきで472g。FE 70-200mm F4 Gは840gだ。ご冗談でしょう?

 

上の写真の等倍切り出し。現像時に強烈にストラクチャーを振ったので荒れているが、現像して解像感を増す効果があるということは、元のrawに充分な情報量があることの証左である。OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 200mm F5、恐ろしい実力。暗いOMレンズ群のなかで、これ1本だけがズバ抜けている。暗黒の力だ。

 


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