2018/11

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手ブレ補正により低照度に強いとされるG9と、高感度の画質が優れているα7R2を比較する。想定しているのは実写で低照度下において、手持ち撮影を行った状況で、条件は以下。

 

 ・G9はISO200(基準感度)α7R2は感度をあげながらシャッタースピードをあげていく

 ・レンズは同じレンズを使う(SIGMA 35mm F1.4 Art)

 ・被写体が同じ大きさになるよう撮影し、一部をトリミングして並べる

 ・RAWで撮影し、3段増感する。

 

フルサイズとマイクロフォーサーズで同じレンズを使うと画角が変わってしまうので厳密な比較ではないが、レンズを変えると今度は透過率を含めた明るさ(T値)も変わってしまい余計ややこしいので、今回は同じレンズで比較する。jpegでのノイズ処理能力も重要な画質に関する要因ではあるが、自分の使用用途ではシャドーの持ち上げを多用するので、今回はRAWの画質に注目し、jpegの性能はオミットする。

 

G9 ISO200 目の部分をトリミングする。

 

左がG9、右がα7R2。

低感度で比較してもしょうがないので、2段感度をあげてISO800から。

 

増感した時点で色がG9はすでにちょっとおかしいし、ディティールが溶けている(手ブレしてないか不安になるがたぶんしてないと思う)。αが上だと思う。というかαのほうがちょっと手ブレしてる。

 

ISO1600。まだαが上に見える。

 

ISO3200。4段感度をあげてもまだαのほうがシャープに見える。

 

微妙。ノイズはαが派手に出ている。

 

さすがにG9のほうが上。

 

マイクロフォーサーズは2段分被写界深度が深く、手ブレ補正が強力なのでそのぶん感度を下げた状態で撮影できる、したがって低照度に強い、というのがよく聞く言説で、自分もそう思っていた。今回の結果はちょっと驚き、いやかなりショックだ。同じ換算焦点距離でもう一度ちゃんと検証したいが、そもそも低照度だとG9は最低感度でもディティールが溶けてしまっている気がする。受光素子サイズが4倍、画素数2倍はかように大きいものか。

 

当たり前だけど、適正露出で撮れば色が変になったりディティールが飛んだりすることはない。

 

1/2sec。

 

ただG9のrawを増感・減感して画像を加工するとやはり厳しいところがある。そういうのはフルサイズに任せておけということなのだろう。手ブレ補正がいくら強力でも、増感・減感を前提とするなら最初から手ブレを防ぐために3段・4段と感度をあげたフルサイズのほうが加工耐性は上ということだ。ラボテストだとG9の基準感度におけるダイナミックレンジは10EV前後とのことで、フルサイズのISO400とか800あたりと同等の性能ということだったが、まあ、あまりああいうのは当てにしない方が良いようだ。

 

 

それはそれとして、G9の使い勝手はすばらしい。手持ちで星が撮れた(衝撃的だ…)。

 

 


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