2017/08

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< >>



X-Pro1+XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS

 

作品としての写真と機材の関係はいろいろ考えさせられる。もし、写真の下に「この写真を撮影したのはライカだ」という一文があったら、僕はその写真の階調をよく観察すると思う。みな口をそろえてライカレンズの階調は素晴らしいという。フジだと書いてあれば発色を見るだろうし、シグマと書いてあれば等倍に表示して解像を見るだろう。オリンパスで、それが夜景だったら、手振れ補正の効きに感心するかもしれない。

 

どんな機材で撮ったにしろ出力された作品がすべてだという向きもある。僕もそうだと思う。でも写真といっしょに何か情報が書かれていれば、それを意識せずにはいられない。星の王子さまはテグジュペリが書いた。テグジュペリは飛行士だった。作者が本当の飛行士だったという事実が、小説にとって大切なことだろうか? たぶんそうだと思う。もし見る人がカメラのことを全然知らなくても、写真の下に「Super Ikonta 532 Tessar 75mm F3.5 / Velvia 50」なんて呪文が書いてあったら、少しは影響を受ける。この英語はなんだろう、カメラの名前かな。作者の名前かな。立派な機材で撮っていると知ってもらえれば、写真に箔がつくなんて俗な言い方もできるけど、すこしの言葉で作品の意図を少し変える手段になるという言い方もできる。

 

僕はあまり写真にタイトルや機材を併記しない。言葉を扱うのはけっこう難しくて、うまく利用する自信がない。

 

ところで、この記事の一番最初の写真には「X-Pro1+XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」という呪文が書いてあるけど、この写真はじつはカシオのコンデジで撮ったものだ。発色を見てほしかったので書いてみた。どうだろう? 見てもらえた?




Fly High / 芦山文學

 

当時、僕は松本大洋のピンポンが大好きで、毎日読んでいた。震災のあとだったっけ? 就職してからゴタゴタあり、個人的になにかと忙しい時期で、舞台となった江ノ島に行きたかったが行けず(この後、2回行った。ひとりで)、一度も味わったことのない青春の夏の風に憧れていた。僕はどうしても松本大洋の真似をしたいという衝動を我慢できず、ついに東方で学パロ本を書いてしまった。やってしまった。確か卓球本だった。構図も何もかもそのままで、内容は断片的で、悲惨と言っていいほど不慣れな書き味で、この本からは僕が松本大洋が死ぬほど好きだということ以外なにもわからない。こうしてブログを書いている今でも、そのキーボードが置かれた机の隣に、ボロボロになったピンポン文庫版の第一刷が置いてあって、毎日読んでいて、真似しているので、今日もまたやってしまっている。

この本をお持ちの方がいたら、新品のピンポンの文庫本と交換するので、僕に返却してほしい。

 

表紙は実際にある神社の参道を模写したもので、自宅からはちょっと遠いのだがカメラを買うといつもここか諏訪大社上社に試し撮りに行く。


Tumblrを書いていたのですがいっこうに更新する気配がないので作り直しました。

よろしくおねがいします。